昨年の今ごろ、私は重苦しい気持ちを抱えて
毎日を過ごしていました。
暖かくなってきて、桜の開花も間近に迫り、
春がもうそこまで来ているというのに、
ともするとうつむき加減になってしまいそうな私でした。
そんな気分を奮い立たせるようにして、
何とか前を向こうとしていました。

もともとは家族それぞれが、それぞれを思いやる気持ちから
出た言葉であり行動であったはずなのです。
それなのに、なぜかみんなが傷つき、辛い思いをしました。
『多分、誰も悪くない』
私はそうブログに綴りました。
まだ吐く息が白くなるほど寒い夜、
一生懸命笑顔になろうとしながら、でも多分笑顔にはなれないまま
出かけていく長男の背中を見送った時のことを思い出すと、
今でも胸がチクリとします。
私も笑顔にはなれませんでしたけれど、
『あなたの笑顔が見たい』と心から願っていました。 

そして1年経った今。
私たちは、笑っています。
同じ家で暮らしていても、なかなか顔を合わせられない日が
続くことは相変わらず多いですし、一緒の食卓を囲む機会は
イベント的とも言えるほど少ないです。
それでもたくさんの会話をして、お互いを思いやり、
各自が自分にできる努力をし、その努力を認め、
仲よく楽しく暮らしていると思います。

1年前にいろいろと考えて決めたことは、
今でもそのとおりにしています。
適度な距離感というものを、お互いにつかめたのかもしれませんね。 
私たち家族にとってはよい機会であり、必要な時間であったのでしょう。

辛くて悲しい気持ちを抱え、気を抜くと涙が出そうになっている
1年前の私に言ってあげたいです。

私たちは大丈夫。
時間が助けてくれるから。
ひとりひとりがちゃんと大きくなれるから。

顔を上げて、自分の時間を充実させて生きていける、
そんな人間でいたいと思います。


息子たちがそれだけ大人になったということでもあるのでしょう

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