今年も朝掘りのたけのこをいただきました
あ、正確には…。
義両親のところにいただいたものを、おすそ分けしてもらったのですが
一昨日の夕方、仕事から帰宅したら、
ちゃ~んと下ゆでされたたけのこがダイニングテーブルの上に
ありがたいことです

午後仕事に出ている私を、義母が気遣ってくれたのでしょう。
私が下ゆで担当をした年もあったのですけれど。

あぁ、そういう季節が巡ってきたのだなぁと思います。
多くのお野菜や果物が1年中出回るようになった現代、
『旬』を意識する機会はめっきり少なくなりました。
いつが旬なのか、あやふやなままいただいている食材も
あるように思います。
そんな中、たけのこは『旬の味覚』を強烈にアピールしてくれる
貴重な食材のひとつですよね。
なにしろ、『筍=竹の旬』って書くんですものねぇ

              

さて、昨日は朝からコトコトとたけのこを煮ていました。
毎年のことですが、母の言葉を思い出します。
子どものころ、たけのこのえぐみがどうしても苦手でした。
特に薄味で煮たたけのこは、さほどおいしいと思えなかったような気がします。
中華風の炒め物などに使ったたけのこは、大好きだったのですけれど。

そんな私に、母は毎年のように言いました。
  カモミールちゃん、このお味はね、1年のうちでも
  今しかいただけないものなのよ。
  旬のお味。
  一口でもいいから召し上がれ

最初のころは、ほんのひとかじり。
そして一切れ。
いつしか、私の大好物となりました。

少し残ったたけのこの煮物とわけぎで作ってくれた、
ぬたもおいしかったなぁ
久しく母のたけのこ料理、口にしていません。
今度、ぬたの作り方教わってこようと思います。

母になった私は、息子たちに同じことを言い続けてきました。
(ついでに夫にも)
結婚当初、ほんの一切れしか口にしなかった夫ですが、
今はちゃんと食べるようになりました。
長男は、かなり幼いころから好きだったように思います。
食の好みが一番難しい次男…。
なかなか喜んで口にしようとはしませんが、
今朝、冷蔵庫に入っている煮物を見て、
「旬のものだからな~。一切れだけでもいただこうかな~」
と言うではありませんか
(昨夜は外食して帰宅したので、食べていないのです)
へぇ~、進歩、進歩
そして、「あれ 去年より好きになってるかも」と。
へぇ~、あきらめずに言い聞かせてきたかいがあるというものです。

今年も春を味わうことができました
ただ、肝心のお味は…。
なんとな~く、どことな~く物足りないのです
何がいけないのでしょうねぇ

にほんブログ村 ハンドメイドブログ クロスステッチへ
にほんブログ村
にほんブログ村 主婦日記ブログ アラフィフ主婦へ
にほんブログ村
いつも応援ありがとうございます 
ポチッとしていただけると嬉しいです