屏風絵好きの次男に誘われて、
昨日は上野の東京国立博物館へ行ってきました
こういう展覧会は、開館少し前か開館と同時くらいに到着して、
並ぶのがポリシーだという次男。
スポンサーの私は、いそいそと従うのみ…です。

十分な余裕を持って出かけたはずの私たち。
それなのに、駅に着いてみると次男がお財布を忘れてきたことが判明
ダッシュで取りに戻ります
現金がないのは構わないのですけれど、
『大学生』のチケットを使うには学生証が必要ですし、
その後の用事のために必要なものも入っているとのことですから、
仕方ありません。
さらに、乗り継ぎ予定の電車がどれもこれも結構遅延しているらしい…。
などなど、幾多のアクシデント()を乗り越えて、
何とか予定より5分遅れで上野駅に到着です

改札を出ると、『うわっと驚くほどの人、人、人…。
特に目立つのは、修学旅行とか遠足で訪れたらしい、
中学生と高校生でした。
あとは、さまざまなグループが待ち合わせ場所にしているようでした。
とにかく公園の中は、スペースというスペースに学生さんが
あふれている…という印象です。
桜の時期でなくても、こんなに人が大勢集まることがあるのですね

              

さて、私たちが訪れたのは『栄西と建仁寺』展です。

140425_170432.jpg

博物館の門が見えるあたりに来ると、ものすごい人だかりが
目に飛び込んできました。
一体…何 まさか、これから私たちが行く…
と若干怯えつつ近づきました。
…が、どうも大混雑は本館の方らしく、平成館の方の列はまぁ想定内。

開館と同時に入れるポジションにいましたから、
最初からじっくり観られました
たくさんの学生さんたちも一緒に入りました。
外で待っている間は賑やかだった彼らも、
中に入ればちゃんと静かに鑑賞しています。
それにさらさら~っと眺めていきますから、
見かけの人数ほどお客さんが多くはない感じです。

最大のお目当ては、海北友松筆『雲龍図』でした。
阿吽の双龍(各4幅)が対峙する8面の襖絵、
全8幅が揃うのは会期中でも今の2週間だけ…ということで、
お休みを取ってでも行く価値はあるわね~という話になったのです。

圧巻でした。
勇壮でありながら、なぜか心が落ち着く感じで、
いつまでも前に座って観ていたい…と思わされる作品です。

それから、俵屋宗達筆『風神雷神図屏風』。
歴史の教科書でおなじみですね。
次男が屏風絵に興味を持つようになった、
きっかけとなった作品でもあるそうです。
今回の展覧会に合わせて、
本館の方には尾形光琳の『風神雷神図屏風』も展示されています。
両方を比べて観ることができるなんて、
とても貴重なチャンスだったと思います。

掲示されている説明を読んでいると、
見覚えがあったり聞き覚えがあったりする単語が、
あちらこちらにちりばめられています。
高校時代に必死で勉強した日本史で覚えたことがほとんどです。
ただ…悲しいかな、それらの言葉の内容や、
それらの関連が全くと言っていいほど浮かんでこない
あんなに一生懸命に知識を増やしたのにな…。
あのころの私だったら、もっと楽しく充実した鑑賞が
できたかもしれません。
あぁ、残念。

こういうことがあると、やっぱりきちんと勉強し直したいな…と
つくづく思います。
西洋美術を観ては、キリスト教とギリシャ神話を…と思うようにね
なかなか長続きしないのと、頭が記憶と理解を拒絶するのが
ネックなのですよねぇ。

…などと、あれこれ考えながら美術館をあとにしました。

そうそう、本館の方の列はさらに長く長く伸びており、
入館まで60分、会場内の観覧まで30分という掲示も出ていましたよ
『キトラ古墳壁画』展、恐るべし…。

にほんブログ村 ハンドメイドブログ クロスステッチへ
にほんブログ村
にほんブログ村 主婦日記ブログ アラフィフ主婦へ
にほんブログ村
いつも応援ありがとうございます 
ポチッとしていただけると嬉しいです